こんにちは東京肉骨茶(とうきょうばくてー)の伊藤です。

これから脱サラしてキッチンカーでの独立を考えている皆さん、ようこそ!

私のところにキッチンカーをやりたいとご相談される方は、脱サラだったり、定年退職で第二の人生を踏み出そうという方が、多くいらっしゃいます。

安定したサラリーマン生活から一歩踏み出し、夢に向かう皆さんのサポートは私たちの得意とするところです。

しかし、開業の初期段階で、皆さん、ある共通のジレンマに直面します。

それは、「ビジネス経験がないためお金が借りられない」という資金面の課題が、キッチンカー特有の「現物が必要な手続き」と結びつくことで、開業そのものがストップしてしまうという問題です。

キッチンカーの立ち上げは、以下の負の連鎖に陥りやすいのです。

  1. 実績がないため融資が下りない
  2. 融資がないためキッチンカーが買えない
  3. キッチンカーがないため営業許可証が取れない
  4. 結果、開業できない

脱サラの独立希望者が陥るジレンマを詳しくご説明しましょう。

脱サラ組が知っておくべき「融資の現実」

サラリーマン時代は、皆さん、比較的簡単に融資を受けられたのではないでしょうか。

でも、脱サラをして安定した給与という保証を失った人にとって、資金調達は大きな壁です。

キッチンカーの購入資金を借りる際、銀行や金融公庫は必ず「事業計画書」を求めます。

どんなメニューで、どこで営業し、どれだけ利益が出るのかという計画がなければ、融資はほぼ不可能です。

しかし、脱サラしたばかりで、キッチンカー運営の実績(売れる実証)がない状態では、「この事業が継続できるのか」という確証が得られず、金融機関は貸し渋る傾向が非常に強いということを、まず認識しておくことが大事です。

ちなみに、「補助金や助成金をもらって、キッチンカーの購入にあてればいい」と思うかもしれませんが、初めて事業をする=実績のない脱サラ組は、申請の対象外。

何かの事業を半年以上行わないと、申請は認められません。

開業手続きには「キッチンカーがなければ始まらない!」

キッチンカー開業には、そもそもキッチンカーがなければ、開業に必要な行政手続きが全てストップしてしまいます。

以下がその具体的な手続きです。

  1. 営業許可証の取得条件

キッチンカー事業の生命線である「営業許可証」は、完成し、ナンバーがついた実車に対してのみ発行されます。内装や設備が保健所の厳格な衛生要件を満たしているかどうか、実車を持ち込んで検査を受ける必要があるため、図面や計画書だけでは取得できません。

  1. 出店登録の条件

営業許可証とナンバープレートが揃わないと、出店場所を紹介してくれる「デベロッパー」に登録ができません。

登録ができないということは、商売を始める場所を確保できないということです。

自己資金がある人は問題ありませんが、自己資金が足りない人は、銀行や政策金融公庫から融資を受けなければなりません。

融資が下りず車が買えないと、「営業許可証」がもらえないため、開業への道筋が全て断たれてしまうのです。

ジレンマを打破する「レンタル」という選択肢

中古車探し、ローン、内装工事などで半年かかる「購入」は、融資の不安を抱える脱サラ組にとって大きなリスクと時間のロスです。

そこで私が推奨しているのが、レンタルのキッチンカーを活用することです。

比較 ポイント購入(新車/中古車)レンタルキッチンカー
初期費用と資金調達高融資審査が必要。開業をストップさせる原因。初期の資金調達ストレスがない。
営業許可証自分で基準確認・改造が必要。すでに基準を満たした車を借りられるため、すぐに申請可能。
開業までの期間半年以上かかることも。食品衛生責任者取得後、最短2~3ヶ月で現場スタート。
事業への メリット運営に慣れないうちから多額のローン返済発生。初期資を抑え、実績を作りながら購入の資金調達を検討できる。

レンタルなら、すぐにキッチンカーが手元に入るので、営業許可などの手続きがすぐに進められます。

しかも、レンタルで早く現場に出ることは、「実績がないため融資が下りない」という最大のジレンマを回避することになります。

レンタカーで実績を作っちゃおう、というわけですね。

まずはレンタルで「売れる実証」を積み重ね、その実績を携えて本格的な融資や購入へとステップアップするのが、脱サラ後に無理なくつかむ成功への最短ルートだと私は思います。

キッチンカーのお仕事が本当に自分に合っているのか、お試ししながら、レンタルキッチンカーをまずは半年。ご興味ある方は、いつでもお気軽にご相談ください!