「あれ? 中古が当たり前になってる?」
キッチンカーを始めたいと相談されると、まず聞かれるのが「車ってどうすればいいんですか?」ということです。
正直な話、私がこの世界に入った頃は、中古のキッチンカーなんてほとんど見かけなかったんですよ。車は中古でも、キッチン部分は新しく作るのが普通でしたからね。
でも、コロナ禍で状況はガラッと変わりました。大手飲食チェーンなども従業員を解雇しないために、助成金を使ってどんどんキッチンカーを出しました。
それで一気にキッチンカーが増えたんですが、コロナが落ち着くと、それらの車が市場にたくさん出回るようになったんです。私の知り合いの老舗飲食店も、当時3台あったキッチンカーを全部手放したと言ってました。
だから、今キッチンカーを探すなら、中古が断然狙い目です。
選択肢も広がるし、初期費用も抑えられますから。

「走行距離」なんて二の次! キッチンカーを選びは「中身」を重視
普通の中古車だと「走行距離が少ない方がいい」とか「年式が新しい方が安心」と思いますよね。
私も最初はそう思ってました。でも、キッチンカーの場合は、「自分がどんな料理を出したいか、そのキッチンがちゃんと合ってるか」が一番大事なんです。
例えば、私がコーヒーをメインに出すなら、大きいバーナーが据え付けられてるキッチンカーなんて選びません。揚げ物をしないのにフライヤーがあっても邪魔なだけです。
これからキッチンカーを始める人は、ピンとこないかもしれません。
でも、キッチンの中身を後から改造しようとすると、びっくりするくらいお金がかかるんです。
だから、まずは「どんな料理を提供したいか」を明確にして、それに必要な設備が最初から整っているかどうかをしっかり確認すること。これが後で後悔しないためのヒケツです。
車のエンジン部分は素人が見てもわかりませんし、ディーゼル車なら30万キロくらいは普通に走りますから、そこまで走行距離を気にする必要はないというのが、私の経験上のアドバイスですね。
都内で始めるなら「軽」が最強!
「キッチンカーのサイズ、どれがいい?」というのもよく聞かれる質問です。
都内でキッチンカーをやるなら、私は迷わず軽自動車のキッチンカーをおすすめします。
都内のイベント会場や出店場所って、結構な割合で「軽自動車のみ」という制限があるんですよ。大きなキッチンカーだと、せっかくの出店チャンスを逃すことになる。
「軽だと狭いんじゃない?」と心配する方もいますが、問題ありません。軽でも2人くらいは中で作業できます。
ただし、高さはちゃんと確認した方がよいでしょう。座って調理したり、腰をかがめて作業するのはとても大変です。ですから、自分が立って快適に作業できる高さがあるかどうかは、必ず中に入ってチェックしてください。
中古だからこそ見極めが必要!私が経験した「落とし穴」とプロの目
これまでお話してきたように、中古のキッチンカーは魅力的ですが、中には「これはちょっと…」っていうものも出回っています。
私が特に注意して見てほしいのは以下の点です。
- 電気系統やエアコン
中古だと、やはりどこかしら修理が必要になることが多いです。
- 「粗悪な造り」のキッチンカー
コロナ禍でにわか仕込みの業者が増えて、強風で倒れたり、高速道路のカーブでバランスを崩したりするようなとんでもない品質のキッチンカーが出回りました。ですから、「キッチンの部分が、ちゃんとした専門のビルダーによって作られているか」を見てください。キッチンカー作りで長年の実績があるビルダーが手掛けたものなら安心です。
東京肉骨茶なら、私がキッチンカー選びを一緒にやります
「この中古キッチンカー、本当にこれでいいのかな?」
「自分の出したいメニューに合ってるか、正直よく分からない…」
キッチンカー未経験の人がそう思うのは、当然です。私も最初はそうでした。
正直、中古車サイトを見ても、プロの目じゃないと判断が難しい部分が多いです。動線が合ってないとか、不要な設備が入ってるとか、分からない。
ですから、東京肉骨茶でキッチンカーを始めたいという方には、希望があれば、私が皆さんと一緒に実物を見に行って、プロの視点から「これはちょっと厳しいね」とか「これなら大丈夫!」とアドバイスします。
今、中古のキッチンカーは本当に選び放題です。50万円台から300万円台まで、設備が整った車両もたくさん出回っています。
このチャンスを活かして、あなたのキッチンカー事業をスタートさせてみませんか?
東京肉骨茶では、キッチンカー選びから、許認可の申請方法、調理のオペレーションや出店場所など、キッチンカーで仕事をし、成功するための全てをサポートしています。
ご質問やご相談がございましたら、「お問い合わせ」よりお気軽にご連絡ください。